バラエティ声優ブーム、アニメ以外で生き残る声優とは?

一般的な声優のイメージ、要はアニメを見ない人にとって声優といえば?と問うと、


「野沢雅子」「大山のぶ代」「水樹奈々」「山寺宏一」


ぐらいなものだろう。

しかし、昨今。

一般人が「声優」を知ることになったきっかけの人物。


「金田朋子」


が登場した。


「金スマ」や「炎の体育会TV」など、

バラエティ番組で「声優なのにヤバいやつ」枠で地上波に台頭。

最近では妊娠・出産も経て、さらに勢いをましてきた金田朋子。


まさに、「バラエティ声優」の完成形といえる活躍ぶりだ。

前述したレジェンド声優たちとは違い、完全にバラエティ番組に出演している。

売れっ子芸人との絡みでも、存在感が消えることなく出演する姿はまさに地上波向きである。


では、もっと下の世代の「バラエティ声優」を目指す声優たちはどうだろう。

「バラエティ声優」として食っていけるだけの実力を持っている声優は少ないと感じる。


ちなみに、声優ファンが言う「芸人声優」程度では地上波で太刀打ちはできない。

「バラエティ声優」として生きていける水準は「芸人と絡んでも遜色ないレベル」と暫定的に設定する。

前述の「芸人声優」と呼ばれる声優たちはあくまで「声優界の中で」であって、

「芸能界」に出てしまうと「声優さん」になってしまうケースが多々ある。


「奇想天外な発言」だけで笑いがとれるのは「声優業界」だけである。

そこで必要なスキルは「ボケれる」「突っ込める」「受けれる」「返せる」と考える。

上記で重要なのは「受けれる」「返せる」である。


「芸人×声優」の絡みが存在する番組を見た際に感じるのは、

「芸人のフリに対して受けることができるか」でその声優のバラエティ力が問われる。


多くのケースは「芸人のフリに気づかない」「芸人のフリを潰す」である。

ここをうまく「返せる」のかが「バラエティ声優」になる大きなファクターであると考える。


声優界から芸能界へ進出しようとしている「バラエティ声優」には、

上記のハードルがあることを心していただきたいものだ。

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サブカルチャーからメインカルチャーへ。 アニメ、マンガ、ゲーム、声優、オタク・・・etc 業界の片隅でものを書く著者の業界裏話から業界のこの先を綴ります。

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